自宅で過ごせるゲームは「他人と距離が取れる」 KLabがゲーム業界のキャンペーンに賛同

KLab「新型コロナウイルス感染症拡大防止啓発キャンペーン」

 

 世界的な規模で新型コロナウイルスの感染が拡大している。外出制限や外出自粛で、家の中での生活が求められ、時間を持て余した子どもや若者は、ゲームをして過ごしている人も多いに違いない。ゲームのやり過ぎが社会的問題にも発展し、これまでなら「ゲームばかりやって!」と親にしかられるケースがあちこちの家庭で見受けられただろう。

 ところが、コロナの対策を呼び掛ける世界保健機関(WHO)が「他人と距離を取ろう」「小まめに手を洗おう」と提唱し、これに呼応したTwitchやYouTube Gamingといった欧米のゲーム関連企業18社が「#PlayApartTogether」(離れて一緒にプレーの意)キャンペーンを始めた。オンラインゲームで相手とSNSなどでつながれば、楽しみながら他人と距離を取ることもでき、感染予防になるというわけだ。

 ゲーム関連事業を手掛けるKLab(クラブ、東京都港区)は4月17日、このキャンペーンに賛同を表明し、世界中のプレーヤーに趣旨を説明するメッセージを浸透させると発表した。

 メッセージは、KLabの森田英克社長・最高経営責任者(CEO)名で公表。「新型コロナウイルスの感染を広げないため、今は自宅にとどまることが重要。ゲームは家で楽しめるエンターテインメントです」などとして、外出を控えて家族や友だちと一緒に、離れてゲームをすることを呼び掛けている。

 メッセージは、KLabのゲームの対応言語に合わせて英語、フランス語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語、タイ語、スペイン語、ドイツ語、アラビア語、ポルトガル語でも発信する。

 KLabは同社の主要オンラインゲームをキャンペーン対象とし、ゲームの中で「#PlayApartTogether」というメッセージが表示されたり、ゲームで使用できるアイテムをもらえたりするという。

 キャンペーン対象のゲームは以下の通り。ダウンロードや基本プレーは無料(アプリ内課金あり)。

 

 「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」

 「キャプテン翼~たたかえドリームチーム~」

 「BLEACH Brave Souls」

 「うたの☆プリンスさまっ♪Shining Live」

 「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」

 「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」

 「禍(まが)つヴァールハイト」

 

 WHOは2019年にオンラインゲームやテレビゲームをやり過ぎると、日常生活が困難になる「ゲーム障害」という依存症になると認定したが、WHOのテドロス事務局長も、今回のゲーム業界の取り組みを評価するツイートをしている。日本では、香川県がゲーム利用時間を1日60分までを目安とするルールを家庭に求める条例を制定するなど、“ゲーマー”にとって逆風となる動きもあるが、新型コロナウイルスのまん延で、ゲームを楽しむ人が増えそうだ。

 

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