大幸薬品、新型コロナ治療薬発見に300万円寄付 北里研究所の「COVID-19対策北里プロジェクト」

大幸薬品 「COVID-19対策北里プロジェクト」へ寄付

 

 大幸薬品(大阪市)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて北里研究所(東京都港区)が取り組む、治療薬の早期発見に向けた「COVID-19対策北里プロジェクト」に300万円を寄付した、と発表した。

 「COVID-19」は、新型コロナウイルスによる肺炎。北里研究所は、医学部、薬学部がある北里大学や北里大病院などを持つ学校法人で、新型コロナウイルスが世界保健機関(WHO)からパンデミック(世界的大流行)になったと表明したことなどから、既存承認薬の大規模スクリーニングを実施して治療薬の早期発見を目指すプロジェクトを3月19日に発表、同時に各方面に募金を呼び掛けた。

 新型コロナウイルスに関しては、新型インフルエンザの治療薬として承認されている「アビガン」などが注目されている。プロジェクトで実施する「大規模スクリーニング」とは、既存の承認薬を実際に患者に投与するのではなく、患者から検出したウイルスについて、国内外のさまざまな感染症治療薬などを試験管の中で効果を確認し、承認薬の中でどの薬がCOVID-19に効果があるかを見つけるのが目的だという。

 研究実施期間は2020年3月19日から2021年3月31日まで。大村智記念研究所の花木秀明・感染制御研究センター長がプロジェクトの代表を務める。

 北里研究所は、破傷風菌の研究を通じて感染症対策に尽力した北里柴三郎が創設。付属研究所の北里生命科学研究所は、北里大教授などを務め2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した大村智氏(現 北里大特別栄誉教授)の名を取り、今年4月から大村智記念研究所に改称した。

 正露丸などの医薬品で知られる大幸薬品は、順天堂大と共同で、インフルエンザウイルスなどによる集団感染予防に関して共同研究を行うなど感染症対策に取り組んでいる。今回は「北里研究所の社会的使命に賛同し寄付をした」とコメントしている。

 

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