
トレーラーハウスを改装した屋外喫煙室が、東京都荒川区の日暮里駅近くのビジネスホテル前に設置された。荒川区認定の「指定喫煙場所」として、ホテル客だけではなく、市民も利用できる。
室内にはプラズマ脱臭機があり、浄化した空気を屋外に排出する。トレーラーハウスは建築確認不要のため、都心の駐車場や空きスペースへの迅速な設置が可能だ。この“喫煙トレーラーハウス”を販売したトレーラーハウスデベロップメント(東京都中央区)は「今後も屋外分煙環境のため全国で販売していく」という。受動喫煙対策を事業者などに求める改正健康増進法の4月全面施行を追い風に、販売を強化していく考えだ。
今回の喫煙トレーラーハウスは、一般開放の喫煙所設置に助成金を交付する荒川区の制度を活用して設置された。荒川区は日暮里駅周辺を「路上喫煙禁止区域」に指定し、分煙環境の促進に努めていた。
荒川区は「今回、日暮里地区での喫煙所設置が実現した。今後もたばこを吸う人も吸わない人も気持ちよく暮らせる分煙環境の整備に取り組んでいきたい」としている。