タイヤトラブルの出動が増加、交通事故は減少 JAF愛媛支部、2010年代のロードサービス分析

日本自動車連盟 「タイヤ関係のトラブルによるロードサービス件数と全体に占める割合 2010年代の推移」

 

 日本自動車連盟(JAF)愛媛支部(松山市)は、2010年代(2010~2019年)に自動車トラブルでJAFが駆け付けるロードサービスについて、愛媛県内での件数や傾向を分析、タイヤのトラブルが増えていることが分かった。

 JAF愛媛支部が、対象とした10年間で「交通事故に伴うロードサービス件数」を調べたところ、2010年に1556件だった出動が、2015年は1236件、2019年は862件と10年間で約45%減少していた。愛媛県警による同じ期間の交通事故件数は、2010年の8188件、2015年の5086件、2019年の2811件と10年間で約65%減少しており、事故件数と比例してJAFの出動が減っていた。

 JAF愛媛支部は、自動ブレーキなど先進的な安全機能を備え、政府が推奨している「安全運転サポート車(サポカー)」について、愛媛県警、日本自動車販売協会連合会愛媛県支部と普及啓発に関する協定を結んで講習会を開いており「交通事故に伴う出動の減少は、啓発の成果もあるのでは」とみている。

 一方で「タイヤ関係のトラブルによるロードサービス件数」を調べたところ、2010年が2862件(全体の11・9%)、2015年が3588件(16・2%)、2019年が3945件(19・7%)と、件数も比率も増えていることが分かった。

 JAF愛媛支部では「今はスペアタイヤを標準装備していない車が主流で、代わりに『タイヤパンク応急修理キット』を積んでいるが、現場で修理できず搬送するケースがあるのも増えている要因ではないか」と分析している。

 全国的にみても、JAFの出動理由上位は「バッテリーあがり」に次いで、以前は「キー閉じ込み」「タイヤのパンク」の順だったが、最近はタイヤ理由の出動が2位になっているという。JAF愛媛支部では無料でスペアタイヤの貸し出しを行っており「トランクのスペースを取り、重くて燃費にも影響するが、パンク対策にはスペアタイヤを積んでいた方が安心だと思う」とPRしている。

 

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