
meet&meet(東京都渋谷区)とTISSUE Inc.(東京都渋谷区)は、地酒が造られた土地の風土や歴史など、さまざまな物語を感じながら楽しめる短編小説付きの日本酒「ほろよい文庫」を創刊した。
第1弾の小説は、新潟の酒どころ長岡を舞台とし、女性の生き方や地方出身者の日常をリアルに描いた。作家の山内マリコさんが長岡へ足を運び、書き下ろした。“一杯目”「運命の人かもしれないけど『じゃあ、ここで』」は男性の視点で描かれ、“二杯目”「あたしはまだ到着していない」は女性の視点で描かれた。2編はそれぞれに完結しているが、恋の物語としてつながっている。2編を併せて読めば、さらに奥深さを味わえる作品となっている、という。
日本酒は、1897年に長岡市で創業した老舗「お福酒造」が厳選した純米吟醸酒で、内容量は720ミリリットル。一杯目の男性瓶は、純米吟醸らしい透き通った風味、二杯目の女性瓶は、新潟の冬を連想させるピリッとキレのある風味で、それぞれ味わいが異なる。
価格は一杯目、二杯目とも税込み4400円。2本がセットになった「長岡セット」は税込み8800円。新潟県長岡市のふるさと納税でも購入できる。
山内マリコさんは、2012年に「ここは退屈迎えに来て」でデビュー。同作と「アズミ・ハルコは行方不明」は映画化された。
・公式サイト:https://horoyoi-bunko.jp