丸善出版(東京都千代田区)の映像メディア部は、現代人に必要な情報リテラシーを身につけるための教材として、「コント」を用いた映像教材「コントで学ぶ メディアと社会とわたし」を制作し、DVD全4巻を12月17日に発売した。価格は税別で各巻4万円。
会員制交流サイト(SNS)の氾濫、フェイクニュース、人工知能(AI)、ビッグデータ、災害時の情報リテラシーなど、情報化社会におけるさまざまな問題や課題を、できるだけシンプルに、自分の事として考察していけるよう、テーマを「コント」に落とし込んだ。コントでは実際に起こった事例や今後起こりうる事象を、ユーモアを交え風刺的に描いており、コントの後には各巻の監修者が、事例事象の背景や本質を分かりやすく解説している。
コントと解説の各パートを合わせて1テーマ10分ほどにまとめており、高校や大学での授業や、講習会や講座でのディスカッションの材料に適している。付録のユーザーズガイドには、より理解を深めるための検索キーワード、授業での活用例などを収録した。
監修は、1巻が中央大学の辻泉・文学部教授、2巻が中央大学・松田美佐・文学部教授、3巻が武蔵大学の南田勝也・社会学部教授、4巻が文教大学の酒井信・情報学部准教授。
・商品HP:https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b303679.html