
情報流通支援サービスを手掛けるオークネット(東京都港区)は、撮影しながらリアルタイムで特定の人物以外に顔モザイクをかける人物動画認識技術「リアルタイムモザイク ライブマスク」を開発し、12月13日、パイロット版の提供を開始した。
パイロット版は、実際の放送や編集現場での操作性、顔モザイクの処理スピードなどの検証を目的に提供する。本格的なサービスは2020年7月ごろ開始する予定という。
「ライブマスク」は、ディープラーニングを活用し、オークネットの子会社、オークネット・アイビーエス(東京都港区)が開発した。事前に特定の人物を人物識別AI(人工知能)システムで認識すると、それ以外の人物の顔にモザイクをかけることができる。
顔の情報は個人情報となるため、動画公開までに時間が必要となることが多いが、この技術を使えばいち早く公開でき、撮影しながらのリアルタイムでの公開も可能となる。