騒音対策に有効な吸音ユニットの試作に成功 東京都立産業技術研究センター、若林音響と共同開発

東京都立産業技術研究センター 「吸音ユニット 測定結果」

 

 東京都立産業技術研究センター(東京都江東区)は、若林音響(東京都港区)と共同で、幅広い周波数範囲の騒音対策に利用できる吸音ユニットを試作開発した、と発表した。

 建設工事や機械設備から発生する騒音など100ヘルツ以下の低周波音による騒音の低減が期待できるという。

 一般に、低い周波数の音を吸音するには、吸音材を厚くする方法や板振動を利用した吸音機構が用いられているが、設置に広い場所が必要だったり,特定の周波数でしか効果を得られなかったりといった問題がある。

 試作した吸音ユニットは、低周波数用と高周波数用の吸音機構を組み合わせ、63~4000ヘルツの帯域で0.75以上の吸音率を達成した。低周波数用吸音機構は、板を効率的に振動させる固定方法を採用した。

 ユニットのサイズは縦1メートル、幅70センチ、厚さ30センチで重さは15キロと、薄く軽量で施工の効率化を図る。設置する環境に合わせ、色を付けることも可能だ。建設工事や機械設備などの騒音対策だけでなく、ユニット同士を組み合わせて無響室などの音響試験室としても使用でき、製品・技術の開発に役立つ、としている。

 試作品は、東京ビッグサイトで11月15日まで開催している産業交流展2019で展示している。

 

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