SDGs関連技術・ノウハウの移転を支援 大阪商工会議所が実証実験への参加呼び掛け

 

 昨今、企業などによる持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが注目されている。そんな中、大阪商工会議所は、企業や大学・研究機関が持つSDGs関連の技術・ノウハウなどを他企業に移転する橋渡しをする事業「SDGsオープンイノベーションプラットフォーム」の実証実験を、10月2日に開始した。商工会議所が主催するSDGsに関するビジネスマッチングサイトは他に例がないといい、大阪商工会議所の常務理事・事務局長の近藤博宣氏は「取り組みそのものがSDGsへの貢献」と位置づけている。

 このプラットフォームは、富士通のブロックチェーン技術「FUJITSU Intelligent Data Service Virtuora DX データ流通・利活用サービス」(以下Virtuora DX)を活用。Virtuora DX上に、共有したい、あるいは必要としている技術やノウハウを登録すると、登録者間の関連性を自動で可視化した「キーグラフ(相関図)」が作成され、安全で効率的にマッチング先を探せる仕組みだ。

 実証実験は同商工会議所が主催。プラットフォームは幹事・会員・協力機関による会員制で運営され、幹事には現在、コニカミノルタ、日本工営、日立造船、富士通、早稲田大学オープンイノベーション戦略研究機構(東京)の4社・1団体が参画している。会員として実証実験に参加する企業や団体、研究機関はサービスを無料で利用でき、同商工会議所が参加を呼び掛けている。期間は20年3月31日まで。

 富士通・デジタルソリューションサービス事業本部長代理の関根久幸氏は「これまでこのプラットフォームをSDGsで使ったことはない。新しい企業同士のつながりという点で使っていただき、新しい活用方法が出てくると期待している」と述べた。

 企業ブランド向上だけでなく、投資家からの評価を高め、新市場開拓にもつながるSDGsへの取り組み。同商工会議所に事業を提案したのはコニカミノルタだといい、同社One KM推進室室長の別府幹雄氏は、「ミノルタの創業の地は関西。コニカミノルタらしいお手伝いを関西でしたかったことが原点」と話した。

 

●「SDGsオープンイノベーションプラットフォーム」キックオフセミナー

日時:10月29日(火)15時~17時
場所:大阪商工会議所(大阪市中央区本町橋2-8)6階 白鳳の間
参加費:無料

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