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環境債に〝国際的お墨付き〟 日本格付研究所、認証サービス開始

 債券格付け会社の「日本格付研究所」(JCR、東京都中央区)は、企業が二酸化炭素(CO2)の排出を減らすための投資資金を集めるグリーンボンド(環境債)などに、目的に沿った債券であるとの認証(お墨付き)を与えるサービスを9月4日から始めた。

 グリーンボンドは、企業や自治体などが、地球温暖化対策や再生可能エネルギーといった環境分野への取り組みに使うことに限定した資金を集めるための債券。環境問題への関心の高まりとともに市場が拡大しており、認証サービスを利用することで資金調達を促すとともに、企業などが環境分野へ貢献をアピールできる利点もある。

気候債券イニシアチブ(CBI)認定検証機関のロゴ

 今回のサービスは、グリーンボンドの分野で世界的に権威があるとされる認証機関「気候債券イニシアチブ」(CBI、ロンドン)から、JCRが認証実務を請け負う機関として認められたことで実現。債券を発行する日本企業などがJCRに申請し、CBIの基準を満たしていると認定されると〝国際的お墨付き〟を得たものとして発行できる。JCRによると、日本でCBIから認証機関として認められたのは初めて。同じ目的の融資も認証の対象。

 グリーンボンドは、地球温暖化対策など国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を受けて世界的に広がっている。環境省によると、日本でも三菱地所、日本郵船、ANAホールディングスなどが発行、2018年は総額約5367億円と前年の約2・4倍に拡大している。

 日本格付研究所は「CBIから認定検証機関として承認を得たことで、グリーンファイナンス分野での日本市場とグローバル市場の架け橋となることを願っている」としている。

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