
住友理工(名古屋市)は、体圧検知センサー「SRソフトビジョン」シリーズから、足底の圧力の計測に特化した「足圧(そくあつ)版」を発売した。
「SRソフトビジョン」は、独自に開発した導電性ゴムでできた「スマートラバー(SR)センサ」技術を応用し、圧力の分布を測定できるシート状センサー。2013年に発売した第1弾の「分布版」は、床ずれリスクの管理やリハビリ効果の測定で客観的なデータを得ることができ、医療や介護の現場で効果的にリハビリ支援を行ったり、適切な器具の選定などに役立ててもらったりしているという。
従来品は座ったり寝たりした姿勢での計測を対象としていたが、「立った状態で足底にかかる圧力を計測したい」という要望を受け、「足圧版」を開発した。大学や病院などの研究機関を主な対象としており、座位から立位への動きや、立位のバランスなどの測定や評価に活用できる、としている。
電源は不要で、パソコンにUSBケーブルを接続するだけで、足圧分布のリアルタイム表示や左右荷重比率などの計測ができる。
希望小売価格は税別45万円。