
アキレス(東京都新宿区)は、欧州連合(EU)の化学物質への規制である「REACH規則」と「RoHSⅡ指令」に対応してリニューアルした間仕切り用カーテン「アキレス ソフトパーティション」シリーズの機能性フィルム製品を、7月から国内で本格的に販売する。
同シリーズは、工場や施設の間仕切り、衛生品質管理など、さまざまな作業空間の要求に応え、高クリーン度を維持しながら省エネルギー、省コストを実現する高機能性軟質フィルム。
RoHS指令の改正版RoHSⅡ指令が今年7月22日に施行されるのを前に、対象製品だけでなく、生産工程や環境に関わる資材についても、対応を強化する動きが加速している。今回のリニューアルによって、規制の対象となる基準値超えはない。
REACH規則は、化学物質の登録、評価、制限に関するEU法。EU域内で高懸念化学物質を年間1トン以上製造したり輸入したりする事業者は、欧州化学品庁へ登録・届出が必要。
RoHS指令は、人の健康や環境を保護するため、電気・電子機器に対して、カドミウムや鉛など特定の六つの有害物質の使用を制限しているが、今回の改正で新たに4物質が順次制限される。