花王が化粧品を付けたときの感触の時間的変化を可視化 視線の移動で評価する方法を開発

花王 「視線の移動による感触の時間的変化の評価」(手元に塗布する場合)

 

 花王(東京都中央区)の感覚科学研究所とスキンケア研究所は、化粧品の塗布中に人が感じる感触について、アイトラッカー(視線の移動を捉える機器)を活用して視線の移動によって時間的変化を評価する手法を開発した、と発表した。

 感触の時間的変化を可視化することで、塗布しているときから、心地よさ、楽しさなどの使い心地に価値が感じられる化粧品を開発するための有効な指標になる、としている。

 化粧品は保湿などの機能だけでなく、使い心地も重要な価値だが、塗布が終わった後、滑らかさや密着感などの官能評価を行うことが一般的だ。塗布中の感触がどのように変化しているかの詳細は評価されていなかった。

 花王は、飲食品の味などの時間的変化の評価法「TDS法」として用いられていた方法をもとに、視線の動きから評価する方法を開発した。通常、TDS法で味を評価する際に「甘い」「酸っぱい」などの特性は、評価者がキーを押すなどして手指で行うが、化粧品の場合は、化粧品が触れている手指の動作や感覚が阻害され、正しく時間的な変化を評価できない懸念があった。そこで、視線に注目し、評価者が視線を向けるだけで感覚を選択できるようにした。

 

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