知育菓子、作成後も脳の活性化が持続 金沢工業大の学生がクラシエと共同研究

金沢工業大学 オリジナルの色を作る「知育菓子B」

 

 金沢工業大学は、同大大学院の学生がクラシエホールディングス(東京都港区)、クラシエフーズ(東京都港区)との共同研究で、クラシエの商品「知育菓子」を作成しているときに、前頭前野が活性化し、作成後も活性効果が持続することを、学生を対象に行った実験で明らかにした、と発表した。

 昨年度、知育菓子未経験者か幼少時以降経験のない学生10人を対象に、色や形状が特徴の「知育菓子A」とオリジナルの色を作る「知育菓子B」を作る実験を、日を置いて両方行ってもらった。被験者は、まず知的課題Ⅰを10分行った後、知育菓子を作成し、その後、知的課題Ⅱを10分行った。頭皮や頭蓋骨を透過する近赤外線を使った「近赤外線分光法」で、脳酸化ヘモグロビン(Hb)の変化量を計測した。

 その結果、知育菓子Aは知的課題ⅠとⅡの数値がほとんど変わらなかったが、知育菓子Bは知的課題ⅠよりⅡの方がHbの数値が高く、作成後も前頭前野が活性化し、集中力が上がっていることが確認された。心電計を使った計測で、知育菓子を作成することで副交感神経が活性化し、リラックスしていることも分かった。

 実験を行った工学研究科システム設計工学専攻博士前期課程1年、神宮研究室の沖沙矢佳さんは脳波を使った知育菓子の効果分析にも取り組んでおり、9月に開催される第21回日本感性工学会大会で成果を発表する予定だ。

 

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