
関西大学システム理工学部は、正規教育課程の一環として、本格的な人工知能(AI)人材を創出する「データサイエンティスト育成プログラム」(仮称)を、2020年4月に導入する。
企業や高校と連携しながら、高校・大学のデータサイエンス教育に取り組むことができる教育システムで、20年度は電気電子情報工学科に導入し、20人程度の人材輩出を目指す。その後、対象学科を順次拡大するという。
1、2年次でデータサイエンティストに必要不可欠なコンピューター科学の基礎と実装のためのプログラミング技術とコンピューターサイエンス技術を習得し、3年次でAIやモノのインターネット(IoT)をものづくりに応用できる技術を磨く。4年次でプロジェクトチームによる開発体験や企業での開発インターンシップを通じて、実践的なAI、IoT技術を習得する。
17年から高校生向けにデータサイエンスセミナーを開講し、大学教育の入門編としてAI人材の芽を育てる取り組みも展開している。