サントリー「碧Ao」

世界5大ウイスキー産地の原酒をブレンド 個性が主張し重なり合う「碧Ao」を数量限定で発売

 ジャパニーズ・ウイスキーが誕生して約100年。バランスが良く複雑で、柔らかな味と香りのジャパニーズ・ウイスキーは海外でも人気だ。

 ウイスキーは、原料の種類でさまざまな呼び方があり、産地によっても定義が異なる。世界の主な産地は「スコッチ・ウイスキー(スコットランド)」「アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド)」「バーボンなどのアメリカン・ウイスキー(米国)」「カナディアン・ウイスキー(カナダ)」「ジャパニーズ・ウイスキー(日本)」の5地域で、各国の個性豊かな香りと味のウイスキーは、世界中のファンを魅了している。

 また、ウイスキーは原料で大まかに分類できる。「モルト・ウイスキー」は大麦、「グレーン・ウイスキー」はトウモロコシやライ麦・小麦など、「ライ・ウイスキー」はライ麦、「コーン・ウイスキー」はトウモロコシが主な原料とされている。そして、日本で長年親しまれているブレンデット・ウイスキーはモルトとグレーンなどをブレンドしたものだ。

 サントリースピリッツは4月16日にウイスキー「碧Ao」(アオ)を数量限定で発売する。「碧Ao」は、「アイリッシュ」「スコッチ」「バーボン」「カナディアン」「ジャパニーズ」の個性豊かなウイスキー原種をブレンドしたもの。5大ウイスキー産地に蒸留所を保有するサントリーならではの挑戦だ。この発表会が4月4日、都内で行われた。

 「角瓶」や「響」など、これまでのブレンデッド・ウイスキーは、個性が突出しない“調和”を特徴としたものだったが、「碧Ao」は5地域の原酒の個性を活かしながら丁寧に重ね合わせたイメージだ。まずはBARや百貨店など、「碧Ao」の特徴をしっかりと説明できる店で販売し、2019年度は3万ケースの出荷を予定している。アルコール度数は43%で、価格は税別5,000円(700ml)。

 サントリースピリッツの執行役員で、「碧Ao」の開発を担当したチーフブレンダーの福與伸二(ふくよ・しんじ)氏は、個性が強い原酒のブレンドは未知数で、最終的な香りや味わいの仕上がりが想像できなかったという。原酒の選定や配合によって、出来上がる味や香りの組み合わせは無限大。それでも、ブレンド後の後熟期(数カ月間寝かせて、なじませる工程)で味わいが劇的に変化する新たな発見もあり、想像以上の仕上がりになったという。福與氏は「濃さ、温度、つまみなどによっても味が変わる。ストレート、水割り、ハイボールなど、さまざまな飲み方で楽しんで欲しい」と“ワールドウイスキー”に期待を膨らませる。

 「碧Ao」における各原酒の役割は、「スコッチがスモーキーでスパイシー」「アイリッシュは複雑さ」「バーボンは甘くて華やかな香り」「カナディアンは柔らかく飲みやすい味と香り」、そしてジャパニーズは全体のまとめ役になっているという。

 ウイスキーは口に含んだときに広がる香りと味を楽しむもの。「碧Ao」を口の中で転がし「あぁ~今、スコットランドを感じた」と各地の個性を味わいながら飲んで欲しい。一足先に試飲させていただいた筆者のおすすめは、ストレートかロックだ。

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