スマホを使ったリアルタイムアンケートで自由回答をAIが仕分け レスポン、大企業の入社式でも実証実験

 

 大学や企業向けにリアルタイムアンケートシステム「respon(レスポン)」を提供するレスポン(東京都千代田区)は、アンケートの自由回答を人工知能(AI)でリアルタイムに仕分けするシステムを開発した、と発表した。

 現在、大学や大規模な企業イベントなどで実証実験を進めており、本年度中のサービスリリースを予定している。

 レスポンは、スマートフォンを使ってアンケートに回答できる。参加者が自分のスマホから回答を送ると、集計結果がリアルタイムでビジュアル化され、参加者に即座にフィードバックされる。

 大学などの教育機関向けのアクティブラーニング・ツールとしてサービスを開始したが、最近は、企業の展示会やセミナー、研修、学会などでも活用が広がっている。

 レスポンの特徴は、選択回答だけでなく、自由回答のアンケートも実施できることで、スクリーンやスマホの画面上にリアルタイムで集計され、表示される。「挙手して一人ずつ発言する」従来の方法では、授業時間内に意見を言える学生の数が限られるが、レスポンを利用すれば、数百人の学生が受講する大教室でも全員が意見を発信し、閲覧や共有ができる。

 これまで、自由回答をその場で分析するのは、アンケート実施者や大学教員のスキルに依存していたが、企業などの大規模イベントでは、数千から数万のコメントが集まることがあり、大量のコメントをイベント中に分析・分類するのは難しかった。

 この課題を解決するため、AIを使ったテキスト解析エンジンを開発し、実用化に成功した。

 4月1日に行われる大企業の入社式でこのシステムが使われる。全国5カ所の会場を中継し、数千人の新入社員に対し、リアルタイムを実施する。「将来の夢」について質問し、参加者の自由回答を会場で分析する。会場ごとの傾向も出力し、結果を比較する予定だ。

 

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