西武鉄道、25年ぶりの新型特急「Laview(ラビュー)」 池袋~西武秩父間、来春デビュー

 西武鉄道は29日、既に予告していた25年ぶりの新型特急車両の詳細を発表した。東京都内で行われた会見には、同社の後藤高志会長、若林 久社長、建築家の妹島和世氏と、同鉄道を「ちちんぶいぶいダンス」でPRするCMに登場する女優の土屋太鳳が出席した。

三次元の曲面ガラスを採用した新型特急の先頭車両

 新型特急の愛称は、「Laview(ラビュー)」。「ぜいたく(Luxury)なリビング(Living)のような空間、矢(arrow)のような速達性、大きな窓から移りゆく眺望(view)」を組み合わせたている。車両形式は、次の100年を意味する、“100年”を逆から表記した001系だ。導入は来年3月の予定。現在運行中の10000系「ニューレッドアロー」を、ちちぶ号・むさし号としてラビューに置き換える。

大パノラマで楽しめる大型窓

 同社はこれまでにない新しい特急車両をつくるために、基本デザインに建築家の妹島氏をはじめ、座席や床面などにはテキスタイルデザイナーの安東陽子氏、車内の照明デザインには照明家の豊久将三氏、グラフィックデザインには建築家の棚瀬純孝氏を迎えた。個性的なデザインの先頭車両には、国内初となる曲線半径1500mmの三次元の曲面ガラスを採用。また、客室窓には沿線の景色を大パノラマで楽しめる大型窓(縦1350mm×横1580mm)を設置している。車体は、アルミ素材の車体に塗装を施し、池袋~西武秩父間の都市や自然の移り行く景色が溶け込むデザインを実現した。

手動可動枕を設置した座席シート

 客室・車内設備には、乗客の背丈に合わせて調節できる手動可動枕を設置した座席シートを採用。各座席には、背面テーブル、電源コンセント、インアームテーブルを設置した。また各車両では、Wi-Fiが利用できるほか、設置された23インチの大型車内ビジョンでは停車駅の案内や車載カメラによる走行中の前方映像(一部区間)も楽しめる。

 同社初となる女性専用トイレもお目見え。拡大鏡や、着替えに便利なチェンジングボード、おむつ交換シートなどが設置されたパウダールームもあり、女性のニーズに応える仕様となっている。

登壇した後藤高志会長(座席右奥)、若林 久社長(座席左奥)、建築家の妹島和世氏(座席左)、土屋太鳳(座席右)

 来年3月といえば飯能市宮沢湖にオープンするムーミンのテーマパーク「ムーミンバレーパーク」のオープン(一部2018年オープン)や、毎年4月中旬頃に見ごろを迎える、秩父市・羊山公園の芝桜など、沿線には見どころがたくさん。来春、ラビューでおでかけしてみるのもいいかも。

運行区間 池袋線・西武秩父線、池袋~西武秩父駅

停車駅
ちちぶ号:池袋、所沢、入間市、飯能、横瀬、西武秩父
むさし号:池袋、所沢、入間市、飯能

特急料金
大人:300~700円 小児:150~350円

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