日本森林管理協議会(東京都世田谷区、FSCジャパン)はこのほど、木工品製造販売の堀内ウッドクラフト(神奈川県足柄上郡大井町)が「国産FSC認証広葉樹材販売事業」を開始したと発表した。
FSC認証は、国際的な森林認証組織「森林管理協議会」(国際本部・ドイツ)が、一定の森林管理基準などを満たした森林の林産物などを認証する制度。堀内ウッドクラフトは、FSC森林認証のCoC認証(加工・流通過程認証)を17年間維持しているという。
堀内ウッドクラフトが着手した国産FSC認証広葉樹材販売事業は、FSC認証の国産広葉樹の製材品を販売する取り組みだ。国産広葉樹の調達先は北海道と岩手県岩泉町。樹種はナラやサクラ、シュウリ、ホウ、キハダ、オニクルミなど。まだ在庫は少なく、2024年から在庫を少しずつ増やす予定という。
日本ではFSC認証の広葉樹材を扱う材木店はまだ少なく、FSCジャパンは「本事業により国産FSC認証木材の普及が進むことを期待したい」としている。